【外国為替市場概況】(14時):中国経済指標悪化で人民元、ウォンは売り優勢 豪ドルもロウ総裁発言が重しに

アジア時間午後の株式市場は上昇している。午後2時時点で日経平均は0.46%高、上海総合指数は0.17%高、香港ハンセン指数は0.09%高、韓国総合株価指数は0.43%高だ。

トランプ大統領は米中協議が最後の苦しみの段階だと述べ、「協議はうまくいくだろうし、香港問題もうまくいってほしい。習主席なら可能だと思う」と香港についても語った。この発言もあって米中合意への期待が高まりリスクオンが継続している。ただし、合意までの具体的な日程など詳細は明らかにされておらず、不透明感もある。12月15日に迫る追加関税を回避できるかに市場の注目が集まっている。

米10年債利回りは前日比0.18%高の1.743%だが、午前から徐々に切り下がってきている。ドル円は109.14円と円安に振れている。

ユーロドルは0.06%安の1.1011とほぼ横ばい推移。木曜日の感謝祭を前に様子見姿勢が強まっている。

10時30分に中国国家統計局が発表した10月工業部門企業利益は9.90%の減少と2011年以来の下げ幅となった。長引く米中貿易戦争の影響で中国経済指標は悪化が続いているが、上海総合指数は上昇に転じている。ドルオフショア人民元は0.18%高の7.0254と人民元安となっている。

中国経済の影響を受けやすいウォンも同様の流れとなっており、ドルウォンは0.34%高の1176.41となっている。

豪ドル・ドルは0.18%安の0.6774。オーストラリア準備銀行のロウ総裁が予想以上に利下げ余地があるとの認識を示したことで豪ドル安につながっている。現状の0.75%から0.25%までの利下げを市場は織り込み始めている形だ。ただし、総裁は一部で囁かれるQE(量的緩和)については実施が必要になると予想していないと述べた。