仮想通貨投資およびコンサルティングを手掛けるデルフィ・デジタルは、非代替性トークン(NFT)とNFTエコシステムに焦点を当てた新しい投資部門である「デルフィINFINFT」の立ち上げを発表した。

ツイッターへの投稿によると、デルフィは「NFTマーケットプレイス、DAO、ソーシャルトークン、フラクショナリゼーション、NFTインフラ、およびシンジケートの投資サイクル中に発生する他の新しい開発」に500万ドル以上を投資し、著名なNFTコレクター”gmoney”によってチームを強化する。

NFTに焦点を当てたファンドは、NFTというユースケースによってブロックチェーンを一般の人々の意識させたことを考えると、驚くことではないかもしれない。ただし、NFTの価格は変動が激しく、仮想通貨市場とは無相関である可能性がある。

デルフィの共同創設者であるヤン・リーバーマン氏は、同社は不況を乗り切る準備はできているとコインテレグラフに語った。

「私たちのファンドは非常に長期的な視点を持っており、ボラティリティはそれほど問題ではない。私たちは実際にそれが有利な価格エントリーをもたらすことになると機会主義的に考えている」とも付け加えた。

さらに新しい資産クラスに対応するため、投資プロセスを変更する必要はないとも主張している。

「私たちの投資プロセスは、デルフィ・ベンチャーズで採用しているものと非常によく似ている。慎重なデューデリジェンスから始まり、幅広い視点を持った投資委員会まで。そこでは様々な専門知識を活用して、プロジェクトとその未来について徹底的に議論を行う。最高のアイデアと創設者をサポートするという投資哲学は一緒だ」

リーバーマン氏によれば、デルフィINFINFTでは「NFTインフラとNFT自体の両方に直接投資する予定だ」という。