著者 松田康生 (まつだやすお)FXcoin シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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BCH、ハッシュレート急落

週末のBTC相場は軟調な展開。金曜日に79万円台から73万円台まで値を下げたが、今朝がた78万円台まで値を戻し、上値が重いが底堅い展開が続いている。注目の原油減産を巡るOPECプラスでメキシコの離反で原油価格が反落する中、79万円台で上値を重くしていたBTC相場だが、半減期を無事通過したと思われたBCHでハッシュレートが8割の急減を見せ承認が遅延気味となり、また半減期を終えたBSVが1割以上値を下げ、BCHも値を崩すと、BTCも73万円台に値を下げた。しかし、一部BTCにシフトしていたとされるハッシュパワーが戻ったこともあってBCH価格が上昇に転じると、BTCも下げ止まり、その後は73-75万円台での横ばい推移となった。その後もG20、OPECプラスを減産交渉が続き昨晩合意に達するとBTCは反発78万円台を付けている。結局7000ドルのストライクの影響か同水準を挟んで上下2-300ドルの幅での取引が続いている。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。