米シアトルに拠点を置く仮想通貨取引所ビットトレックスは8日、米ドルのペアとしてイーサリアムクラシック(ETC)とリップル(XRP)を追加で取引すると発表したイーサリアムクラシックを取引対象とすると発表した取引所や取引プラットフォームは、今月に入って3社目となる。

 ビットトレックスは、今回の発表について次のようなコメントを出した。

 「普及率を高めることに加えて、法定通貨のマーケットを主要デジタル通貨向けに拡大することによって、我々はブロックチェーンのプロジェクトを一つのトークンが独占する事態を避けることに貢献する。消費者や企業にブロックチェーンの恩恵を受けてもらうためには必要なことだと考える」

 ビットトレックスは、すでにビットコイン(BTC)、イーサリアム (ETH)、テザー(USDT)とTrueUSD(TUSD)の取引を行なっている。イーサリアムクラシック(ETC)とリップル(XRP)が追加されるのは8月20日だ。

 アマゾンのセキュリティ部門で勤務経験のある三人によって2014年に設立されたビットトレックス。大方の利用者に対して米ドルでの取引を開始したのは今年の2月だ。現在の取引高は、7200万ドル以上で23番目に大きな仮想通貨取引所となっている。去年12月には申し込みが増えすぎたことを理由に一時的に新規での登録を取りやめた。

 一方、イーサリアムクラシックは今月、仮想通貨取引所コインベース と手数料ゼロで仮想通貨取引ができるロビンフッド・クリプトで相次いで取引が開始された。また先月末、仮想通貨取引のホワイトラベルを提供するアルファポイント社は、リップル(XRP)を基準通貨とした初の仮想通貨取引所DCEXで、ユーザー登録を開始したと発表した

参考記事
リップルを基準通貨とした初の仮想通貨取引所で登録開始、アルファポイントが開設支援
イーサリアムクラシック、時価総額トップ10視野に 仮想通貨取引アプリ・ロビンフッドの発表受けて
米取引所ビットトレックスが銀行と協定、法人向けに法定通貨と仮想通貨の取引を提供