クレディセゾンは1月31日、大和証券グループのブロックチェーン企業Fintertechに資本参加すると発表した。クレディセゾンは大和証券グループとともに新たなローン事業の展開を検討していく予定としている。

クレディセゾンがFintertechの株式34%を取得する。株式譲渡は2月28日を予定している。

クレディセゾンと大和証券グループは昨年9月に新しい金融サービス開発に向け資本業務提携に合意しており、今回のFintertechへの出資もその一環だ。

今回の出資実施を受け、Fintertechはクレディセゾンが有する顧客基盤へのアクセスや、クレディセゾンによるクラウドファンディング向け案件紹介や人材サポートなどの連携を強化するという。

また今後、クレディセゾンのノウハウと大和証券グループの顧客基盤を活用したローン事業の展開を検討していくとしている。

クレディセゾンは、デジタルガレージやKDDIなどともにブロックチェーンやVRなどの研究開発を行う「DG Lab」を設立している

大和証券のブロックチェーンでの取り組み

大和証券グループは、仮想通貨交換業を持つマネーパートナーズと昨年3月にブロックチェーン分野で業務提携を行っている

またほかの金融機関や機関投資家とともに証券業務でのブロックチェーン技術活用に向けた技術検討プロジェクトでは大和が事務局を務めていた。

セキュリティトークンオファリング(STO)の自主規制団体を目指し、昨年10月に設立された日本STO協会には、大和証券がメンバー企業として参画している