米国最大の仮想通取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOが、仮想通貨・ブロックチェーン業界の億万長者リストでトップとなった。
中国の調査会社胡潤（Hurun）がまとめたレポートは、世界で最も裕福な人々の概要を示している。過去5年間で、世界の億万長者の数が50％近く増加し、3000人を超える人々が億万長者のリストに入っている。レポートの中では、2021年1月時点で、「主に仮想通貨から」財産を築いた17人の「ブロックチェーン億万長者」が含まれている。
レポートによると、コインベースのアームストロングCEOは世界最大のブロックチェーン億万長者であり、純資産は昨年の10億ドルから10倍以上に増えている。
胡潤のデータによると、アームストロング氏は現在、コインベースの新規株式公開に先立ち、推定115億ドルの資産を持っている。
アラメダリサーチとFTXの創業者兼CEOであるサム・バンクマン-フリード氏は、純資産100億ドルと評価され、ブロックチェーン億万長者の第2位にランクインされている。仮想通貨取引所FTXが2020年に急速に成長したことで、新たに億万長者リストにランクインした。
世界最大の仮想通貨取引所の1つ、バイナンスのジャオ・チャンポンCEOは純資産80億ドルで第3位となっている。ジャオCEOは昨年は第1位だったが、今回は3位となった。
胡潤のブロックチェーン億万長者の中に含まれている著名人としては、リップルの共同創業者であるクリス・ラーセン氏、ステラ共同創業者のジェド・マケーレブ氏、デジタルカレンシーグループのバリー・シルバート氏、ウィンクルボス兄弟、マイクロストラテジーCEOのマイケル・セイラー氏などの名前が並んでいる。
