投資家のブライアン・ケリー氏は13日、CNCBCの『ファスト・マネー』の中で、仮想通貨を「1980年代のインターネット」と比較し、ビットコインはまだアーリーステージにあると強調した。

 ビットコインの可能性について尋ねられ、ケリー氏は以前は仮想通貨を95年のインターネットと考えていたが、いまはもっと前の段階にあると語った。

 「私は、このテクノロジーが世の中を一変するだろうと考えている。しかし、今はまだ黎明期にある。だからこそ、高いボラタリティーがあるのだろう」

 ケリー氏は、ビットコインと黎明期のインターネット企業であるシスコやマイクロソフトを並べてみせ、ビットコインとシスコのルーターやインターネットプロトコルとは同じものだと述べた。しかし、ケリー氏は、ビットコインを企業や株式と同じものとしてみるのは間違っていると強調した。

 「(ビットコインは)オープンソースソフトウエアだ。企業と同じように考えることはできない。そこが人々が誤解しているところだ。…ビットコインは株式でもないし、企業でもない」

 

 今年に入ってからのビットコインの価格下落について、ファンドストラットのトム・リー氏は、17日の確定申告締め切り前に米国で売却が進んだためと説明している。ケリー氏も、リー氏の分析に同意し、「17日以降、私たちが利益を得ることができれば、この分析が正しかったかどうかわかるだろう」と付け加えた。

 またバークレイズが仮想通貨を「ウイルス」や伝染病の比喩で説明し、「もう1度、高値に達することはない」とした最近の分析について、ケリー氏は、このような否定的な記事が公開された直後は、「ビットコインであろうとなかろうと、どんな資産であっても買いたくなるよ」と答えた。

 ケリー氏は先週末のインタビューでも、ビットコインが2022年までに25万ドルに達するというティム・ドレイパー氏の見解を支持すると述べていた。