Bitcoin.comがグローバルハッシュレートの1%を確保―マイナーに対し、他の大手マイニングプールより6%以上多い報酬が支払われる

10月6日、Bitcoin.comのマイニングプールが、グローバルハッシュレートのうちほぼ1%を確保した後、10個目のブロックを公式に採掘した。創設者であるRoger Ver氏は、Bitcoin.comによってマイナーに対して他の大手マイニングプールより約6%以上多い報酬が支払われた点に言及している。

Bitcoin.comのマイニングプールが誕生し1%のグローバルハッシュレートを確保したことは、彼らのビットコインのブロックサイズ問題に対するスタンスを鑑みれば想像以上に重要な意味を持っている。

 

上昇するBitcoin.comハッシュレートの重要性

 

スケーラビリティを優先してビットコインネットワークをハードフォークすることを目的としたプロジェクト、Bitcoin Unlimitedでは、マイナーとノード運営者が各自のブロックサイズのリミットをそれぞれ決めることが出来る。Bitcoin.comのマイニングプールは、マイナーの任意のキャパシティに合わせビットコインネットワークをスケール出来るようデザインされたこのプロジェクトをサポートしている数少ないグループの1つだ。

マイナーは2MBのブロックサイズだけではなく、さらに大きな3MBや4MBといったブロックサイズを選ぶことが出来、ビットコインネットワークと、スピード、セキュリティ、スケーラビリティといったエコシステムに与える影響をテストすることが可能だ。

Bitcoin.comと他のマイナーたちは、Bitcoin Unlimitedと、即座にビットコインネットワークをスケーリングするハードフォークの実行を支持している。

増え続けるハッシュパワーとマイニングプールへの影響は、Bitcoin Coreの開発チームと相反する信念を掲げていることを考えると、重要な観測材料だ。

Bitcoin.comのマイナーとコミュニティがプロポーザルとして掲げ対立していることの1つに、ブロック内の署名情報を置き換え、ビットコインのブロックサイズを最適化し、より多くのトランザクションをブロックに格納するSegWitの導入がある。

 

Bitcoin.comの既存のスケーリング技術に対するスタンス

 

理論上は、Bitcoin.comのマイニングプールは、Coreチームのスケーリング技術とは違う全く新しいソリューションであり、特に、さらなる多くのユーザーや、投資家、スタートアップ企業などを業界に取り込むためにはビットコインネットワークへの即時変更が成されるべきであると信じているマイナーやユーザーにとっては、新たな選択肢である。

しかし、Roger Ver氏自身や、Bitcoin.comのコミュニティは柔軟な姿勢を見せており、ミラノで開催されるスケーリング・ビットコイン会議では、SegWitを有効化した際の影響について話し合いが行われるようだ。”あなた (Roger Ver氏) は、SegWitの有効化を阻止しようとしているのですか”という問いに対してVer氏は次のように回答している

 

どちらとも決めていませんし、偏見は持たず柔軟な態度を保ちたいと思っています。今週末のミラノでのディスカッションが楽しみです。

 

Bitcoin.comやVer氏のディベートに対するスタンスに関わらず、Bitcoin.comのハッシュレートは、0.5%以下だった10月1日から、かなりの短期間で増加している。

 

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