自ら”ビットコイン扇動者”と名乗るクリス・デローズ氏が、「ICOによってイノベーションが死に追いやられている」との旨を記述した公開書簡を米国証券取引委員会(SEC)に対して送っている。

火曜日の投稿で、ビットコイン界隈では過激な発言で有名なデローズ氏は、消費者は資金集めのための戦略に利用されスタートアップにより”詐欺的被害”に合っていると語っている。

「ICOを使い資金調達をしている人達は、”ブロックチェーン技術”関連の混乱を利用し、偽りの約束、疑わしい主張、そして、”高配当”などと投資の機会を誘うような不正な誘い文句を使い、知識のない消費者を騙しています」と、デローズ氏は語った。

「...ICOにサクセスストーリーなどはありはしないのです。全てのポンジ・スキームと同じように、ICOは、資本流入が止まるその時までは、ほぼ収益性が保証されています」

従来のIPOとICOを比較して相違点を上げた上でデローズ氏は、ビットコインは2017年における投資家たちのICO欲を誘う”明らかな戦犯”であったと語る。

「...こういうICOというものは、シリコンバレーで成功するための一般人向けチケットとして効果的に機能します」と、デローズ氏はSECにアピールする形で書いている。

彼の記事に対する反応は、あまり支持的でなものではなかった。コメンテーターたちは、すぐさま今回のトピックとは無関係な以前のデローズ氏の発言を取り上げた―特に女性に対するミソジニー的差別発言を取り上げ―彼のコメントの有効性に対して疑問を呈している。

ある人が取り上げた彼のつぶやきは確かに議論の余地が有るだろう。

デローズ氏は、先月に行われたコンセンサス2017の中で、”女性はプログラミングが出来ないから馬鹿げたことばかり言う”という発言をしていた。