6月12日19時現在、主要仮想通貨3種は小幅な値動きを見せている。ビットコインは8000ドルの壁に再び跳ね返された。1時間で700ドルほど急落した6月4日以降、何度も8000ドル突破を試みたが、失敗に終わっている。

(出典:Coin360

6月4日のビットコイン急落の要因は分かっていないが、大口投資家によるビットコインの資金移動が影響したのではないかという観測が出ている。

【関連記事:仮想通貨ビットコイン急落の背景にクジラによる価格操作か 米人気SNSで観測が広がる|今後のサポートは?

また、コインテレグラフの取材に答えたJPモルガンの元アナリストは、仮想通貨「冬の時代」が終わったという見方を疑問視。「外部からのマネーがたくさん流入した形跡」を観測できなかったことを理由にあげた。

一方、時価総額第4位のライトコイン(LTC)は引き続き好調な展開。年初来で約355%上昇し、ビットコインの約114%、イーサリアムの約92%、XRP(リップル)の約11%上昇を大きく上回っている。

(出典:TradingView「ライトコイン/米ドル(年初来)」)

ライトコインは、8月に推定される半減期を見据えた買いが指摘されている他、ハッシュレートなどファンダメンタルズも良いという見方も出ている。

【関連記事:仮想通貨ライトコインが牽引 ビットコインH&S説はルーキーミステイク?