著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(10月26日〜11月1日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比75,669円(5.54%)高の1,440,970円と、2018年1月以来初めて週足終値で140万円台を回復。10月月足では、306,720円(26.96%)高の1,444,354円と140万円を2017年12月ぶりに終値で奪回したことに加え、三役好天を示現した。

先週のBTC相場は伝統的金融市場とは独立した動きが目立ち、1週間を通して米主要3指数が下落し、広範なドル買いがユーロドル、ひいては金相場の重石となる中、底堅く推移した。28日に主要3指数が急落した際は、流石に暗号資産(仮想通貨)市場も影響を受けたが、BTCは対ドルで12,800ドル〜13,000ドルエリア(第2図内緑帯に相当)がサポートとなり、粗い値動きとなりつつも安値を切り上げ続け、対ドルでは一時14,000ドル(146.5万円)にタッチする場面も見られた。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

第2図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

第2図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。