著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(8日〜15日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比295,016円(4.11%)高の747万円と3週続伸。

12日金曜日まで65,000ドル(≒741万円)を巡り揉み合いとなっていたBTCだったが、この日の海外時間に入ると売りが膨らみ保ち合い下放れとなると、米証券取引委員会(SEC)がVanEckの現物ベースのビットコイン上場投資信託(ETF)を否認し、相場は64,000ドル(≒729万円)を割り込み62,300ドル(≒710万円)まで安値を広げた。

一方、その後の相場は悪材料出尽くし感で切り返すと、米株の反発も追い風となり反発。週末14日には65,000ドルまで戻し、4年ぶりの大型アップデートとなるTaprootを通過すると事実売り気味に上値を重くするも、今朝方にシカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物の取引が始まると反発し66,000ドル台(≒752万円)乗せを伺っている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。