仮想通貨取引所、知っておくべき8つのこと

  • 2018年03月13日
仮想通貨取引所、知っておくべき8つのこと
1.

中央集権型仮想通貨取引所とは

仮想通貨取引の最も一般的な手段となるオンラインプラットフォームである。

 

フィアット(法定通貨)での仮想通貨売買(通貨ペアがフィアット/仮想通貨)および仮想通貨での売買(仮想通貨/仮想通貨)などを取り扱う。仮想通貨ネットワーク全体のオンラインマーケットプレイスととらえることもできる。

2.

中央集権型の取引所とは

中央集権型という場合、資金の管理を第三者に信頼して委託することを意味する。

 

 

従来、資産管理機関はすべて「中央集権型」だった。
中央集権型では、信頼する仲介者に取引資産を管理してもらう。銀行を例にとって考えると、顧客は銀行に預金して自分の資金を保存する。銀行という一機関が顧客の資金を完全に管理できるようになる。
多くの場合、顧客が独自の手段で管理するよりもはるかに安全だ。銀行には多くのセキュリティ対策があり、チームで顧客の財産を監視する。銀行は多額の資金を有し、顧客と信頼関係を築いているので、ローンなどの多様なサービスも提供できる。pic

中央集権型仮想通貨取引所も同様である。ユーザーは自分の資産を取引所に保存できる。通貨は取引所の管理下に置かれるが、仲介者を信頼することで、顧客はパスワードや2段階認証を忘れた場合、パスワードの復元を助けてもらえる。顧客が取引所に口座への全アクセス権を委譲しているからだ。顧客は自分の資金を100%管理するプレッシャーから解放される。ハードウェアウォレットの秘密鍵が分からなくなり、数十万ドルを失った投資家の話をよく聞く。もし、彼らが資産を中央集権型取引所に預けていたら、秘密鍵の復元はパスポートの提示や身分証明書の認証と同じくらい簡単だったはずで、問題は起こらなかっただろう。

3.

中央集権型取引所と分散型取引所の違い

仮想通貨およびブロックチェーンは本来、分散型である。したがって、取引所も分散型で成り立つ。

 

簡単に言えば、分散型仮想通貨取引(DEX)は高度な制御能力を持つ「トラストレスな環境」を作り出し、第三者の仲介を省く。取引はスマートコントラストやアトミックスワップを利用して処理されるので、エスクローサービス(第三者預託)を使用することはない。ピアツーピア取引だ。分散型取引所はまだ初期段階にあり、今のところ広く使われていないが、18年は分散型取引所に様々な進展があるかもしれない。

4.

すべての中央集権型取引所が法定通貨と仮想通貨の組み合わせを取り扱うのか

一部の取引所のみだ。

 

すべての取引所は仮想通貨/仮想通貨を取り扱う(例.1BTCを9ETHと交換)が、フィアット/仮想通貨を取り扱う(例.900ドルを1ETHと交換)とは限らない。法定通貨/仮想通貨を取り扱う最も人気のある取引所を以下にあげる:

  • コインベース− 世界で最も人気があり、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムを取り扱う。

  • ジェミニ− ニューヨークを拠点とし、米国で高い規制基準を誇る。ビットコインとイーサリアムを取り扱う。

  • クラーケン− 米ドルやユーロにとどまらず、様々な仮想通貨とフィアットの組み合わせを取り扱う。取扱通貨は公式サイトで確認できる。

  • ロビンフッド− 人気の取引アプリ。フィアットでビットコインとイーサリアムを取引できる。

     

5.

取引所の取引高は重要か

取扱高の大きな取引所ほど、価格乱高下や市場操作が起きにくい。

 

例えば、取引所の時価が1万ドルの時点でアリスが1BTCを購入しようとする。サイトの取引量は非常に高いので、おそらくアリスは瞬時に1BTCを購入できるだろう。もし、取引高がとても小さい取引所で市場価格が1万ドルの場合、アリスはすべての売り注文を買い取ったとしても希望数量のビットコインを入手できないかもしれない。その後、アリスは自分の買い注文を満たすために、より高値の売り注文に手を出すことになり、損失を被るだけでなく、取引所でのビットコインの価格を上昇させることにもなる。

 
6.

中央集権型仮想通貨取引所は安全か

すべての中央集権型取引所はハッキング被害にあう可能性がある。

 

仮想通貨の歴史の中で多くのハッキングが起きたが、多くの場合、攻撃を受けた取引所は自己資産で被害にあった資金を顧客に返還した。分散型取引所の場合、ハッキングは不可能だが、ユーザーは秘密鍵を忘れて自己資産から締め出される可能性が非常に高い。人気のある中央集権型取引所は、銀行と同様に安全だ。

7.

取引所で口座を開設するには認証が必要か

国ごとに規制はやや異なるが、世界中の取引所で開設口座の正当性を証明するため最低限の認証が必要となる。

 

多くの取引所でユーザーは身分証明書を提示することなく口座を開設できるが、その場合、入出金の限度額が非常に低い。基本的な認証では、ユーザーのパスポートまたは身分証明書の写真と、2段階認証の利用が必要となることが多い。2段階認証ではユーザーが自分の口座にログインするたびに秘密パスワードが要求され、その秘密パスワードは約30秒ごとに更新される。2段階認証は通常、ユーザーの携帯電話に保存される。

8.

取引高と、取扱い仮想通貨の種類が最も多い取引所は

仮想通貨取引所はまだ新しく、日ごとに利用者が増えている段階だが、取引高と取引き通貨の種類の豊富さで17年に目立った取引所をいくつか紹介する。

 

  • バイナンス(Binance)
    バイナンスは17年に開設されたばかりだが、すでに取引高では世界一だ。中国に拠点を置くバイナンスはとても人気のある取引所で、ほとんどのアルトコインはICO後にまずバイナンスを利用する。レベル1の認証だと1日2BTC未満の出金制限がつくが、レベル2の認証を受けると100BTCの出金が可能だ。

  • ビットレックス(Bittrex)
    米国に本社を置くビットレックスは長い実績を持つ仮想通貨取引所だ。最も多く取引きされているのはBTCとETHだが、ビットレックスが取り扱う通貨ペア数は250を超える。仮想通貨初心者が使いやすいインターフェイスで有名だ。

  • ビットフィネックス(Bitfinex)
    香港のビットフィネックスも長い実績を持つ仮想通貨取引所だ。取引高でトップ10の地位を守っている。

  • アップビット(Upbit)
    韓国の仮想通貨取引所の多くは韓国政府の仮想通貨取り締まりに苦しんだが、アップビットはうまく切り抜けただけでなく、18年1月には過去最高の取引高を記録した。

  • ジーダックス(GDAX)
    Global Digital Asset Exchange(世界デジタル資産取引所)はコインベースが運営する世界有数の取引所だ。ジーダックスは初心者向けではない。証拠金取引を取り扱い、仮想通貨/フィアットと仮想通貨/仮想通貨の通貨ペアの取引をするのに非常に便利な取引所だ。米連邦預金保険公社(FDIC)の保険適用を受け、ユーザーは最大25万ドルの保証も受けられる。関連会社コインベースよりもオプションや機能が豊富で、コインベースのアダム・ホワイト副社長によると「コインベースは小売客向け、ジーダックスは高度な専門知識を持つプロのトレーダーを重視している」

 

本稿には投資アドバイスや推奨は含まれていない。あらゆる投資や取引活動はリスクを伴う。独自調査を行ってから決断を下すべきだ。