仮想通貨XRPを採用する送金業者SendFriend(センドフレンド)が11日、リップルやマスターカード、MITメディアラボ、バークレイズなどから資金調達をしたと発表した

発表によると、資金調達額は170万ドル(約1億8700万円)。ブロックチェーンでフィリピンに送金するサービスの強化に使われる。センドフレンドは「手数料が業界平均の65%もやすくなる」送金サービスを導入すると述べた。

センドフレンドは、リップル社の決済サービスxRapidを採用していることでも知られている。すでに大手金融機関の間で普及が進んでいるxCurrentとは異なり、xRapidは仮想通貨XRPの利用が義務となる。xRapidでは、クロスボーダー送金の際、銀行が円や米ドルでXRPを購入し、そのXRPを送金先の地元業者が地元の通貨に両替する仕組みを提供する。

先日、英国の国際送金サービス会社MercuryFXが、xRapidを使った英国ーメキシコ間の送金で「約1万2100円と31時間」の節約に成功したことが話題になっていた。

先月、想通貨XRPのクジラ(大口投資家)として知られるセス・リム氏は、コインテレグラフ日本版に対して、センドフレンドの投資家には英銀行大手のバークレイズやマスターカードが含まれており、それらの企業とリップルがパートナーを通じてつながることを示していると解説。センドフレンドの動向は注目材料という見方を示していた。