JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は29日に最新の統計情報を更新した。10月時点の仮想通貨取引高で証拠金取引高が現物取引高を9倍近くを上回ったことを明らかにした。

仮想通貨取引所20社(テックビューロ除く)の取引高内訳は、10月時点で現物取引高が4582億9000万円。証拠金取引高は、4兆844億4420万円だった。

仮想通貨の証拠金取引で高い倍率のレバレッジをかける取引について「投機的でギャンブルのようだ」といった懸念の声がたびたび上がっていた。現在、JVCEAの自主規制規則ではレバレッジの倍率は最大で4倍と定められている。しかし、EUなどと歩調を合わせるために2倍にするべきだという声が出ている

 

 

保有数量は6月ぶりに伸び悩む

一方で円建ての仮想通貨保有数量では6月以来、一貫して増加率が伸びていたが、10月はビットコインとXRPともに増加傾向とはならなかった。

増加率

(出典:JVCEA 「仮想通貨保有量の増加率(ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサ(ETH)」、モナコイン(MONA)から作成)

保有額はこれまでと変わらずビットコインがトップで2位がXRP、3位がイーサリアムだった。

保有額

(出典:JVCEA「ビットコイン(BTC)の現物保有額(円建て)」から作成)