ビットコイン(BTC)のライトニングネットワーク(LN)向けに作られた初のユーザーモバイルウォレットが4日にローンチされた。同ウォレットを手がけたのはテクノロジースタートアップのACINQだ。

 「エクレアウォレット」はアンドロイドユーザー向けで、グーグル・プレイ・ストアで入手可能だ。OSバージョン5.0以降のアンドロイド端末は、LNを使って支払うことができる。同決済では理論上、通常のビットコインネットワーク比べ手数料がわずかで、承認も瞬時になされる。

 「エクレアウォレットは次世代のライトニング対応のビットコインウォレットである。通常のビットコインウォレットとしても利用できるし、ライトニングネットワークに接続して安価で素早い決済に利用することもできる」と、ACINQは自社商品をギットハブ(Github)で説明している。

「このソフトウェアはエクレアを基にしており、ライトニングネットワークスタンダードに準拠している」

 

 @acinq_co 「アンドロイドユーザー向けのライトニング・ウォレットの「エクレアウォレット」は、グーグル・プレイで入手可能。ソースコードはギットハブで確認できる。https://t.co/G7kMYoXO5W

 

 エクレアウォレットは、今年に入り続いているLN受け入れに向けた一連のステップの最新の一歩にすぎない。3月にはプロトコル初のメインネットプロダクト導入が開始され、さらに複数のユーザー指向のツールも個人開発者によって発表されている。

 セグウィット(SegWit)が18年にビットコインのメインネットで受け入れらるようになってからは、オプションが増加している。