イスラエルの分散型取引所バンコールは18日、今後米国ユーザーがバンコールを使えなくなると発表した。米国では分散型取引所(DEX)に対する規制の不透明感が高まっており、利用者をブロックするという判断をする取引所が相次いでいる。

米国市民、米国居住者もしくは米国のユーザーは、7月8日からバンコールを使えなくる。バンコールのウォレットにトークンを保有し続けて米国からトークンを送金することは可能だが、トークン同士の交換(スワップ)が不可能になる。

バンコールは、今回の決定の理由として「規制の不透明感の高まり」をあげている。

最近、米国の仮想通貨市場が揺れている。

仮想通貨取引所バイナンスは、日米を含む19カ国のユーザーを分散型取引所(DEX)からブロックすると発表した。またバイナンスは、米国利用者向けの利用規約を変更し、9月から米国利用者がbinance.comで取引できなくなると発表。代わりにバイナンスUSの立ち上げを計画しているものの、立ち上げ時期や取り扱い通貨は未定だと述べている

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